動画投稿の初心者! 初めてのカメラの選び方
「You TubeやTwitterで、動画投稿を始めたい」と思ったときに、悩むのがカメラ。
何を基準に選べばいいのか難しいですよね。
「わからないから、人気You Tuberも使ってる一眼レフ!」という人、ちょっとまって!
カメラには、得意・不得意があるんです。
「値段が高ければ、いい動画を撮れる!」とは言えないんですよ。
どんなときに、どんなものを撮りたいのかを見極めて、あなたにピッタリのカメラを選びましょう!
カメラは、自分に合ったものを使うことが大事
「とりあえず一眼レフ!」で大失敗
映像の仕事を始めたばかりの頃、先輩が一眼レフを使った映像を作っていました。
映る人の肌の質感、食べ物の鮮やかさ、それはすごく魅力的な映像でした。
そこで、ボーナスをつぎ込んで、旅行用に小型のミラーレス一眼を買いました。
宮崎あおいさんがキャンペーンをしていて、憧れたのもあります(笑)
ところが、ミラーレス一眼といえど、女性には重たいです。(軽いのもありますが、とっても高い)
撮るものに合わせてレンズを取り替えたり、ピントを合わせたり…と結構な手間がかかります。
「旅先で素早く取り出して、映像を撮ってシェアしたい!」と思った私は、結局、スマホで撮るようになってしまいました…。
せっかく大金をかけて手に入れても、これではもったいないですよね…。
5つのカメラから選ぼう!
カメラは大きくわけて5つにわけられます。
①スマホ
②コンパクトデジカメ(コンデジ) ③デジタル一眼 ④ビデオカメラ ⑤アクションカメラ・ウェアラブルカメラ |
それぞれ、得意・不得意、特徴を紹介していきます
①スマホ
こんな人にオススメ
- 短時間で撮影する
- 思いついたらすぐに撮りたい
- You TubeやSNSにすぐに投稿したい
バッテリーの減りが早く、動画データが大きくなりやすいので、短時間の撮影におすすめ。
持ち歩きやすいので、すぐに撮れる。
細かい設定をしなくても、キレイに撮れて、You TubeやTwitterなどにすぐにアップロードできる。
苦手なこと
- 遠くのものを大きく撮る
- インタビューなどで音声をしっかり録る
- 長時間の撮影 (目安として、1つの動画で1分ほどでしょうか…)
②コンパクトデジカメ
こんな人にオススメ
- 写真も動画も撮りたい
- 手軽に持ち歩きたい
- お金をあまりかけたくない
価格が安いことが多いです。
写真がメインで、動画はそこそこで使う人にオススメですね
苦手なこと
- インタビューなどで音声をしっかり録る
- 長時間の撮影 (目安として、1つの動画3~5分くらいが目安でしょうか)
③デジタル一眼
こんな人にオススメ
- おしゃれな映像を撮りたい
- 写真も動画もしっかり撮りたい
- 高画質の撮影がしたい
背景をぼかしたり、明るく撮ったり、鮮やかな色味をだしておしゃれな映像が撮れます。
ビジュアル重視の動画を撮りたい人にオススメ。
苦手なこと
- インタビュー撮影などは外付けのマイクが必要
- ピントを合わせるのに、練習が必要(すぐボケる)
- 自撮りのときは、モニターもチェックできるようにする必要がある
- 動画の容量が大きく、長時間の撮影には不向き(長くても10分以内にはおさめたい)
④ビデオカメラ
こんな人にオススメ
- インタビューやセミナーなど、20分以上の撮影がしたい
- 音声をしっかり撮りたい
- 細かい設定を機械に任せたい
マイクの性能も比較的高く、色や明るさ、ピント・手ブレなどを、カメラが自動で調整してくれる機能が高いです。
バッテリーが長持ちするので、インタビューやセミナーなど、20分を超える長時間の撮影に向いています。
苦手なこと
- 背景をぼかした撮影
⑤アクションカメラ・ウェアラブルカメラ
こんな人にオススメ
- 小型のカメラを持ち歩きたい
- 街歩きなど、屋外での撮影がしたい
- 風景など、広い場所の映像を撮りたい
- ドライブやスポーツなどアクティビティを撮りたい
- 面白い映像が撮りたい
防水ケースなどと組み合わせて使えるので、耐久性が高いのが特徴です。
アクション・ウェアラブル、という名前の通り、スノーボードやバイクなど、激しい動きをするものに取り付けられます。
通常の人の目線では見られないところにもカメラが近づけるので、伸ばし棒をつけて犬の目線で撮ったりと、面白い映像に仕上がりやすいカメラです。
レンズが非常に広角で、広い範囲を撮影できますが、映像が歪む(いわゆる「魚眼レンズ」)の映像になります。
バッテリーの目安は1時間ほどです。
苦手なこと
- 音を収録する(インタビューなどは、別のカメラなどで音を録る必要があります)
- 映像をまっすぐに撮る(魚眼レンズのように、歪みます)
- 遠くのものを大きく撮る(ズームが苦手です)
撮るもの、撮り方にあわせて選ぼう
あなたは何を撮りたいですか?
私は、撮るものにあわせて、カメラを使い分けています。
インタビューや解説動画は、ビデオカメラ、
短時間のキレイな動画は、デジタル一眼レフ、
洞窟探検やドライブは、アクションカメラ、
思い出をシェアする動画はスマホ、といった感じです。
いきなり全てを買い揃えることは、予算的に難しいと思います。
まずは「一番自分が多く撮るものは何か?」を決めることが大事です。
それが最もよく撮れるジャンル・性能のカメラを持てば、満足のいく映像が撮りやすくなります。
カメラ選びに悩んだら、「一番撮りたいものは何か?」考えてみてくださいね。