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動画の写りが悪い!?見直したい4つのポイント

青原 さち
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スマホをみながらため息を付く女性




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青原 さち
映像制作をしています。現在、制作会社で働いています。
スマホを見ながら悩む女性

こんにちは。青原さちです。

趣味でも仕事でも動画を撮るのが好きです。声や豊かな表情を残せるのはカメラの最大の利点ですね。

さて、先日、妹が友人と焚き火や料理風景をスマホで撮影したのですが、家に帰って動画を見返して「私すっごいブサイクじゃない…?」と言い始めたのです。見てみると…たしかに写りがよくない…。

「超ショック…」とへこんでいたのですが、私は日頃の彼女の姿を知っています。決して、動画の姿 = そのものの姿ではないんです。

「動画の写りが悪い!」と思っている方、「動画に写っている姿が全てだ。この姿が私の姿だ」ということはありません。コツをきっちりおさえて、動画撮影にチャレンジしてみてください

動画撮影のポイントは、4つです
① 下に向いた顔をローアングルで撮らない
② 暗いところで撮らない
③ 表情は3割増でいく
④ 撮影状況をチェックできる「かえし」を作る

動画写りが悪い、その原因は…

まず、動画の写りが悪い=そのままの姿で見えている ということはありません。
なぜなら、カメラのレンズを通した映像と、肉眼で見えている映像は違うからです。
人の目は、立体感のある映像で見えています。そして、一番、対象物を見やすい状態で見えるように勝手に調整してくれます。暗い部屋に移動して「暗いな…。瞳孔を開こう」なーんてことないですよね。気づいたら、暗さに目が慣れていると思います。

しかし、カメラで撮った映像は、平面になり、立体で見ている場合に比べて「情報量」が減ります。また、カメラの機能で、オート調整で撮っている映像であっても、完璧な調整がされるとは限りません。色味や細かいところの写り具合も目で見ているものとは違います。肉眼で見ている映像とスマホで撮った写真の色が違うとか、ほこりなど目には見えているのに、写真には映らないということ、結構ありますよね? 写りが悪い動画があったとしても、そのままの姿で人の目に見えているわけではないのです。

(洋服の写真を撮ってみるとはっきりとでます。肉眼で見ているのと同じ色味にはなりません)

撮影するときは、人間が見ている映像に近づけてあげる(できるなら盛る!)必要があるんですよ。

撮影のコツ① 下に向いた顔をローアングルで撮らない

キャンプのシーンや料理風景を撮影するとき、下向きに作業する顔を撮ろうとして、つい下から顔に向けてカメラを向けてしまうことがあります。下向きで、顔が暗くなっているところに、カメラを向ければ当然写りは悪くなります。ローアングルで撮るときは、しっかり顔に光があたる状態でないと、肌の色がくすんだり、影でほうれい線が目立ってしまうんです。特別に照明などがない状態で撮影するときは、目線と同じ高さにカメラをキープするようにしましょう。

撮影のコツ② 暗いところで撮らない

ろうそく

妹の映像は、日焼けを気にしたのか、全て小型テントの中での映像でした。暗い中で撮れば、当然肌の色が悪くなります。暗いところで撮るのであれば、カメラを明るく設定する必要がありますが、レンズが小さいスマホでは、明るく撮るのは難しいです。
ちなみに、一番きれいにとれる理想の明るさは、雲が多い晴れの日です。
明るすぎると、まぶしくて目が小さくなりやすいので、明るければOKというものでもありません。屋内でもカーテンを開ける、窓に近づくなど、光をできるだけ取り込み、明るいところで撮影するようにしましょう。

撮影のコツ③ 表情は3割増でいく

喜ぶ女の子

成人式や就活の写真などで「もっと笑って!」と言われた経験ありませんか?「十分笑ってますが…?」「これ以上笑ったら、むしろ不自然じゃない…?」と思いませんか?私もカメラを使うようになるまで、そう思ってました…。

肉眼ではちゃんと笑って見えるんですよ。それは、立体的に見えているから。でも、カメラを通して平面になった瞬間、その表情のボリュームが減るのです。だから、「動画の写りを良くする」=「動画の見せ方」というコツをおさえなければいけないんです。

携帯電話・スマホのカメラ機能の向上、デジタルカメラの低価格化、SNSの流行によって、日本人の写真写りは格段に上がりました。カメラの性能は上がって手軽に撮影できるようになり、見る回数も増えたことで、「どのように写るのか?」ということを、意識しやすくなりました。

しかし、写真は一瞬です。撮る瞬間だけ、そのいっときを意識して頑張れば大丈夫です。でも、動画は撮影している時間、常に意識しなければいけません。気が抜けた途端に、写りが悪くなり「写真写りはいいのに、動画写りが悪い」という状態になるのです。

動画を撮影している間は、常に3割増で感情を表現するように心がけてください。嬉しい、楽しい、悲しい、残念だ…そんな感情を顔だけではなく、嬉しいなら前のめりになるとか、体を全体で表すようにすると、動画の写りは自然に良くなります。

撮影のコツ④ 撮影状況をチェックできる「かえし」を用意する

「かえし」とは映像や音響の用語で、今の撮影状況などを確認するための機材のことです。今、撮影しているものがどんな風に写っているか確認できる状態を整えることが、「動画の写り」をよくする一番のコツです。画質は下がってしまいますが、スマホのインカメラ(自撮り用のカメラ)で撮影するとか、カメラのモニターを自分の方に向けるなど、撮影状況を確認しながら撮れるといいですね。
私はカメラをHDMIケーブルでつないでテレビ画面に大きく出します。「こんな風に写っている」というのがはっきりと見えると、自然に姿勢や表情がよくなっていきますし、手元のものをみせるときも、しっかりとカメラに見せる動きができます。ただし、視線がモニターの方を向いてしまうので、あくまでも撮影中に時々確認するくらいにしておきましょう。

動画の写りは、必ず良くなる

動画の写りが悪いというのは、工夫やちょっとした意識で克服できます。
ポイントをおさえて、素敵な映像を撮ってくださいね。

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青原 さち
映像制作をしています。現在、制作会社で働いています。

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