「あり金は全部使え」から見えたホリエモンの意外な弱点
ホリエモンのイメージが変わった一冊
「あり金は全部使え 」読みました
こんにちは。おとうふメンタルの青原さちです。
職場の先輩から「話題として読んでおいたほうがいい」と言われて、
堀江貴文さんの「あり金は全部使え」を読みました。
正直「ホリエモンかぁ…」と思いまして…。
私は堀江さんのイメージがあまり良くなかったんです。
堀さんがメディアを特に賑わしていたころは、私は高校生で
・近鉄バッファローズの買収
・ニッポン放送、フジテレビの買収
・ライブドアの粉飾決算
ということから、「お金でなんでもやりたい放題する人」「なんだかわからないけど、お金に関して悪いことをした人」と思っていたんですね。
今回のロケット打ち上げの件も「お金にものを言わせて、なんかやってる…」と思っていたのですが、今回、読んでみて、イメージがガラッと変わりました。
自分に素直に生きているか?
今回、読んでいて意外だったのは、「君にはできないだろう!」という嫌味な感じじゃないんです。「合理的に、欲しいなら、買えるものは買っちゃえ!」という話でした。
堀江さんは経営者の視点で、球団など巨大なものを買おうとしていましたが、
サラリーマンであっても「家事代行して、時間を買う」とか「おいしいものを食べるのにお金を惜しまない」とか、「自分が楽しむことにお金をかける」「やりたくないことは、我慢しない」という哲学は通じる部分があるんじゃないでしょうか。
私は、お金を使うことに罪悪感があるのですが、
「自分が価値を感じるのなら、遠慮なくお金を使おう」という潔さに、爽快感を感じました。
ホリエモンの意外な弱点
堀江さんができないこと、それは、「家庭のバランス」を取ること。
ビジネスで成功をおさめた堀江さんが無理だったと書いていたことに驚きました。お金があれば、すべての悩みや課題が解決するわけではない。
一方で、家庭とのバランスを諦めたからこそ、ビジネスに振り切れたと感じているようです。
「僕は自分が不器用だと知っている」
「僕からしたらバランス感覚をもって、ビジネスを成功させる人のほうが稀少」
この言葉で、自信家で野心家で、好き勝手する大人、というイメージが
大きく変わりました。
バランスを気にして、行動が中途半端になるくらいなら、バランスを崩してでも、全力で取り組んで、後悔がないように生き切っていく
だから、余計なことをする時間なんかないんだと
痛快で、すがすがしい気持ちになる本でした。